トルネオとは?
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トルネオの歴史
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1997年
9月4日 -
「小さな高級車」を目標に開発され、ホンダの基幹車種として「人と社会とクルマの調和」をコンセプトに進化を続けてきた歴代アコード。
1997年(平成9年)、フルモデルチェンジで6代目となるCF系アコードの姉妹車として誕生したのが『トルネオ』です。
当時の販売チャンネルの関係で、クリオ店のみでの販売となるアコードに対抗して、ベルノ店・プリモ店での販売を補うために登場しました。
(立ち位置としては、先代CD系アコードの姉妹車であるアスコット【プリモ店】/ ラファーガ【ベルノ店】の後継車にあたります)アコードでは先代モデルと同様、セダンの他にワゴンも設定されましたが、トルネオは4ドアセダンのみのラインナップで、『TOURING NEO(車名の由来)』『走りの遺伝子は、あなたの中にもある』といった販売当時のキャッチコピーからも窺えるように、高い走行性能と快適な乗り心地を高次元で実現した正統派スポーツセダンとなっています。
高出力・高効率化を図るため、エンジンは全てホンダのお家芸ともいえる可変バルブタイミング・リフト機構「VTEC」を採用した2.0L DOHC VTEC(F20B MT:200PS/AT:180PS)、1.8L/2.0L SOHC VTEC(F18B/F20B)が搭載されました。
特筆すべきは足回り。新開発の「5リンク・ダブルウイッシュボーン・リアサスペンション」は、高剛性シャーシとの組み合わせにより、FFながら安定したコーナリングを可能にしました。
装備面では、「EPS(電動パワーステアリング)+VGR(可変ステアリングギアレシオ)」を採用したほか、車両挙動安定化制御システム「VSA」をAT車に、また当時としては珍しい「HID(ディスチャージヘッドライト)」を最廉価グレードを除く全車に標準装備するなど、販売終了から10年以上経った現在から見ても便利な機能が充実していたクルマでした。
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1999年
1月21日 -
最初のマイナーチェンジ。
ヘッドライトやグリル、テールランプ等のデザイン小変更を行い、より精悍な顔つきに。
内装には木目調化粧パネル等を新たに採用することで質感が向上、上質を感じるインテリアとなりました。
その他、2.0L VTSグレードを全て低公害のLEV仕様に変更。 -
1999年
7月 -
2度目のマイナーチェンジ。
1月に登場した2.0L VTSのLEV仕様車が「平成12年排出ガス規制」に適合すると同時に、アルミホイールや前席スポーツシートなどを備え、BOSE製オーディオもオプションで選べる特別仕様車「クリーンツーリング」が追加されました。
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2000年
6月1日 -
2.0L DOHC VTECのF20Bを搭載するMT専用のスポーツグレード「SiR-T」と入れ替わる形で、新たに「EURO-R」が登場。
アコードだけでなく、姉妹車であるトルネオにも「トルネオEURO-R」として設定されました。この6代目アコードシリーズでは、「世界共通フレキシブルプラットフォーム」とよばれる各地域のニーズに適した車両寸法/形式で生産する技術手法を採用し、欧州仕様のアコードではすでに「TYPE-R」が設定されていました。「EURO-R」は、その欧州仕様「TYPE-R」の日本仕様ともいうべきモデルですが、ピュアスポーツとして認知される他の「TYPE-R」シリーズ(NSX・インテグラ・シビック)とは一線を画し、高いスポーツ性能と扱いやすさの両立を目指して開発されました。
搭載されるエンジンは、4代目・5代目プレリュードで採用され『世界最高の4気筒エンジン』として誉れ高い2.2L DOHC VTECのH22A型で、5代目プレリュードの最上級グレード「TYPE-S」に搭載されたものと同様、最高出力162kW(220PS)を発生。
「SiR-T」をベースに剛性アップが図られたボディーとの組み合わせは抜群で、本格スポーツセダンとしての地位を揺るぎないものにしました。 -
2001年
5月31日 -
最後のマイナーチェンジ。
標準装備オーディオがカセットテープからCDに変更された他、「SiR」をベースに「EURO-R」の外装を与えた特別仕様車「SiR・EUROパッケージ」が追加されました(それまでの特別仕様車「SiR・Sパッケージ」は廃止)
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2002年
10月 -
7代目アコードへのフルモデルチェンジに伴い、販売を終了。
このモデルからベルノ店・クリオ店・プリモ店の3チャンネル全てでの取り扱いとなったため、トルネオはモデルチェンジすることなく一代限りでその役目を終えました。